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鎌ケ谷市議会議員 針貝かずゆきの市政日記!

今、鎌ケ谷市でなにが起こっているのか!? タイムリーな話題を最速アップ!

5月の福嶋塾

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高木先生 講義風景


 28日、毎月一回の福嶋塾がありました。
 今月の福島塾はいつもとは趣向を異にして、憲法学者の高木康一先生が憲法学から見た地方自治を講義して下さいました。わたくしの質問にも丁寧に答えていただきました。

 一番面白かったのは、プレビシット(国民投票)の部分で民主主義に対する見解が、学問的な見地と、市民の感覚とで、かなり違いが現れている部分でした。

 市民感覚では、多くの市民が望むこと=民主主義=正しいこと、という形を取りますが、学問的には決してそうはなりません。民主主義は民主的に民主主義を葬り去れるし、過去の失敗事例が多々あります。だから、アメリカの大統領選などは、ポピュリズムを避けるための二重三重の鍵がかかっていると。憲法改正もアリストテレスのいうデモクラティア(多数者がその他の者を犠牲にして自分たちの利益を追求する)にならぬように、いろいろ鍵がかかっています。前のブログで、市民とはなんぞや、というのを書きましたが、市民=多数者というのは乱暴な結論です。

 人間は時として、集団になるときわめて愚かになることがあります。なんに載ってたか忘れましたが、このような実験がありました。縦の線と、横の線があり、明らかに縦の線の方が長く描かれています。一人一人別々に呼んで聞くと、ほぼ100%縦の方が長いと答えるのに、5人くらい呼んで、前の4人に「横の方が長い」と言わせると、五人目が、「横が長い」と答えることは個別に聞くよりも確率が高い。

 集団的生き物である人類は、自分の考えを廃してでも、集団に同調することの方が個体の生存に有利な場合は多々あると考えます。人は一人では生きていけない。すると、さきの実験の結果も、一概に愚かなこととは言い難い。外から、歴史的に見ると明らかに過っているような選択でさえ、その渦の中にいる場合には、個体にとって合理的な選択であると考えられます。

 しかし、誰かが、長期的な視野でデモクラティア的な過ちに社会を陥れないようにしようとするならば、おそらくそれは政治家の仕事であると考えられます。すると、政治家は極めて民主的であるべきであるはずのに、民主的であるわけにはいかず、哲人王、パターナリスティックでなければらぬという、相矛盾した結論になってしまいます。やはり前に書きましたが、「政治家ってなに?」とよく聞かれるし、わたしも興味があるので、頑張って考えているのですが、この一事をとってみても、なかなか難しいことだと、おわかり頂けると思います。

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